新聞社情報
新聞社の主催する顕彰/ホームメイト
「顕彰」とは個人の隠れた功績・善行などをたたえて、広く世間に知らせることをいいます。
※日本の表彰制度では、表彰の一環として顕彰がなされています。顕彰と表彰は一般的には同じ意味として使われることが多いため、この項では同義として使用しています。
顕彰の持つ意味

新聞社の主催する顕彰は、文学、広告、スポーツ、演劇、ファッション、農業など対象が多岐にわたっています。人々の生活全般をよりよいものにする活動に光を当てることで、文化や産業の興隆を支える役割を担っているのです。
全国紙それぞれが行なっている顕彰と、その内容の一部を紹介します。
読売新聞
- 医療功労賞
- 国内外の離島や山間、厳しい自然条件の下など、困難な環境で活動に取り組んでいる医療従事者を顕彰しています。
- 読売国際協力賞
- 国際的に貢献した個人や団体、企業が対象です。
- ゴールドメダル賞
- 今までにない発想や取り組みで成果をあげた新進の研究者に贈られる賞です。
朝日新聞
- 朝日広告賞
- 新聞広告の品質向上を目的に創設されています。
- 朝日賞
- 学術や芸術で素晴らしい成果を残した団体・個人に贈られます。村上春樹さんや、はやぶさプロジェクトチームなども受賞しています。
- 大佛次郎賞・大佛次郎論壇賞
- 時代小説『鞍馬天狗』『赤穂浪士』やノンフィクションなどで知られる大佛(おさらぎ)次郎にちなんだ文学賞です。
- 手塚治虫文化賞
- 前年発行の単行本から選ばれた、優れたマンガに贈られる各賞です。「マンガの神様」と呼ばれた手塚治虫氏の偉業を後世へ残すため、この名がつけられました。
- 木村伊兵衛写真賞
- 新人を対象とした賞で、多くの著名な写真家を輩出しているため、「写真の芥川賞」と呼ばれています。
毎日新聞
- 毎日ファッション大賞
- デザイナー、経営者、コーディネーター、ジャーナリストなどを対象とした、ファッション界に貢献した個人や団体に贈られる賞です。受賞者には川久保玲や三宅一生をはじめとする、日本が世界に誇るデザイナーが名を連ねています。
産経新聞(フジサンケイグループとして)
- 高松宮殿下記念世界文化賞
- 高松宮宣仁親王の、世界の文化芸術の普及向上広く寄与したいというご遺志を継ぎ創設され、絵画や音楽など、ノーベル賞にはない分野補完しようとする目的も持った、文化芸術賞。2012年の受賞者、森下洋子(日本)、蔡國強(中国)、チェッコ・ボナノッテ(イタリア)、ヘニング・ラーセン(デンマーク)、ヘニング・ラーセン(デンマーク)、の顔ぶれからもわかるように国際的に知名度の高い権威ある賞となっています。
日本経済新聞
- 日経アジア賞
- アジアの経済や科学技術、文化の発展に尽力し、地域の生活を向上させた人、団体などに贈られます。