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新聞記者のステップアップ
「新人は支局からスタート」



全国紙を発行する新聞社の新人記者は、ほとんどの場合、地方紙局で記者人生のスタートを切ります。支局は地方取材の最前線として機能しているだけではなく、新人記者の教育の場でもあるのです。

新人記者の一日

新人記者の一日

支局に配属された新人記者は、まず例外なく、警察、司法関係の取材担当を持ち場として与えられます。地元の警察署を回り、事件や事故の取材方法と、原稿の書き方を学んでいくのです。

記者は午前7時ごろから、支局の管轄する地域にあるすべての警察署、消防車、海上保安部、交通機関各社に連絡を取り、前夜にどのようなことがあったかを聞き出します。このとき、何か記事になるようなことがあれば、すぐに取材をして、夕刊に間に合うように午前10時くらいまでには原稿を書き上げます。

日中は警察署に出かけて、広報担当者や、各課の課長を対象に、捜査中の事件を取材します。この間に、警察関係者に顔を覚えてもらうのも、新人記者にとっては大切なことです。また、裁判所で裁判を傍聴することもあります。

これらの取材が終了すると、支局に戻り、翌日の朝刊用の原稿を書きます。原稿ができ上がるころには、もう夕方です。しかし一日の仕事はこれで終わりではありません。

今度は、公表されない裏話を聞き出すために、警察幹部や検事の自宅へ向かい、相手が帰宅するまで何時間も待機します。これは「夜討ち」とよばれる取材方法です。この努力が特ダネに結びつくこともあるので、新聞記者にとって夜討ちは書かせない仕事のひとつです。ちなみに、相手が出勤する前の早朝を狙って待つ同様の取材方法は、「朝駆け」とよばれています。

夜討ちの取材が終わって支局に戻り、雑務をこなしているうちに深夜になることも珍しくありません。

支局で多方面の仕事を覚え、一人前の記者に

支局で多方面の仕事を覚え、一人前の記者に

事件や事故ばかりでなく、支局では「街ダネ」といわれる、街で話題になっている出来事を拾い集める取材も重視されます。新人記者は、街ダネを記事にすることで、どんなことがニュースになるか、ささいな出来事をどのように記事にまとめるかというセンスを磨いていくことになります。

新人記者の支局勤務は、通常3~5年続きます。途中で異動があり、ふたつの支局を経験することもあります。この間に、警察、市政、地方政治、高校野球予選などを一通り経験します。すべての分野を少人数でカバーしなくてはいけないため、記者の仕事量は多くなりますが、この経験を通して多方面の仕事を覚えられるのです。

こうして新人記者は少しずつ一人前になっていき、支局生活が終わると、本社の政治、経済、社会、スポーツなど各部に配属されるのです。