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新聞記者の仕事 遊軍記者の活躍



決まった担当をもたず、普段は編集局社会部の中にいて、取材テーマに沿って活動を行ない、大きな事件や事故、災害などが起きたときは取材記者をサポートする「遊軍記者の活躍」を紹介します。

遊軍記者とは

遊軍記者とは

事件や事故、災害などのさまざまな出来事を追う社会部の中には、捜査当局担当、官庁担当、遊軍のそれぞれ3つの記者がいます。捜査当局担当は、大別して、警視庁の記者クラブ、司法クラブなどに分かれ、さらに事件の捜査課別、検察グループ、裁判所グループなどに細かく分かれます。官庁担当は、関連する関係省庁や機関の記者クラブを拠点に取材活動を行ないます。

3つめの遊軍記者は、記者クラブにも属さず、担当が特に決まっていない中、その都度取材テーマに合わせて動く記者です。普段は本社の社会部にいて、時流を反映した連載記事や特集企画などにシフトし、いざ、大きな事件や事故、災害などがあれば、チームの一員として、それをしっかりサポートする記者となって精力的な取材活動を行ないます。

活動は遊撃のごとく

「遊軍」を辞書で引くと、「1/戦列外にあって、時期を見て活動する軍隊。遊撃隊。遊兵。2/転じて、一定の部署につかずに待機している人。"遊軍記者"(広辞苑第五版)」とあります。つまり、元々は軍隊用語なのですが、なぜかそれが新聞の世界で使われています。社会正義のために戦っている意識や自覚がそうさせたのかもしれません。

その意味合いの通り、大きな事件や事故、災害などがあったり、国政選挙があったりと、報道の現場が活況になった際に遊軍記者が総動員されます。人手が足りなくなるという面ももちろんありますが、もっと重要なことは遊軍ならではの自由でフレキシブルな取材活動ができるというメリットが大きいのです。日常的に抱えている担当がないため、時間的な制約もなく、テーマが明確になれば、その取材に時間を割いて専念できるわけです。それは一体となって動いている担当記者にとってもありがたいことで、手が回らない取材先へのカバーもお願いできます。また、担当記者が急ぎの電話で読み上げる原稿を文章に起こしたり、取材をアシストしたりといった「何でも屋」も引き受けます。そのほか、流動的な立場で率先して取材を行なったり、担当記者のフォローに徹したり、特命で隠密取材をこなしたりと、さまざまな役割を担います。

名を馳せた花形記者も

通常、遊軍記者の勤務は担当記者に比べてゆるやかです。情報を検索したり、学者や専門家を訪ねて情報を仕入れたり、あるいはさまざまな人脈を通じて、情報のネットワークを広げたりといった、主に「インプット」や「リサーチ」に軸足を置いている場合が多いようです。また、さまざまな連載企画の記事を書くことも多く、新聞社が独自に問題提起をして記事を作る調査報道に関わったりもします。有事を除けば、自由な時間が多いため、自分の関心事であるテーマについて独自に取材を進めていくこともあります。

遊軍記者にはベテランの記者も多く、中には業界にその名を轟かせた伝説の記者が新聞各社にいたりします。