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新聞記者の仕事 番記者の活躍



取材の重要なキーパーソンに常に密着して、有力な情報をいち早く引き出すことに情熱を傾ける「番記者」の活躍を紹介します。

番記者は記者のあこがれ

番記者は記者のあこがれ

「番記者」という呼び方を知っている人は多いのではないでしょうか。テレビのニュース番組のタイトルにも使われていますし、政治家と番記者のトラブルが実際に報道されたりもしています。元々は、大物政治家に専属で密着し、取材する記者の業界用語でした。例えば、田中角栄氏の番記者は「田中番」、最近では橋下徹大阪市長の「橋下番」などと呼ばれます。

番記者による担当は政治家だけにとどまらず、財界要人や捜査当局の各役職者、スポーツチームや花形選手など、幅広く用いられています。

では、なぜ番記者が必要なのでしょうか。ある人物から有力な情報を入手しようとする場合、その人物との人間関係が大切になってきます。それは、見ず知らずの他人に自分のことをぺらぺら話せないけれど、長年の友達には何でも話せるというのと同じです。重要な情報をもっている人物ほどそのガードは固く、一朝一夕には人間関係を築けません。なるべく長い時間をともに過ごし、記者ではなく、ひとりの人間として人柄も認められて初めて、いろいろな会話が可能になります。ある意味で番記者は、その人物の一番の良き理解者でもあり、そうした信頼関係のもとに仕事を超えた人間関係が構築されます。そうなると、つい本音を語ったり、ニュースのネタになるヒントを与えてくれたりするようになります。

長い付き合いを経て、友人や家族のように、相談事やプライベートな話ができるようになったら、番記者冥利に尽きると言うものです。中にはいっしょに飲みに行ったり、家に招かれたり、旅行をしたりといった関係になる強者の番記者もいます。

番記者のジレンマ

ただ、そうした関係はじつに微妙で壊れやすいものでもあります。何気ない発言を記事にしたために、関係が一気に悪化し、口をきいてもらえなくなったなどという話は数多くあります。その一方で、例えば、スポーツ選手から合コンのセッティングを依頼されたり、交際している異性を紹介されたりしても、あえて先々を考えて記事にしない場合もあります。信頼を裏切らずに、取材したネタをどう記事に活かしていくか。番記者にとっては、辛い板挟みの中で常に信頼関係を意識した冷静な判断が求められます。

番記者と呼ばれる猛者たち

番記者になって一番大変なのは最初の年です。しばらくは何度名刺を差し出しても受け取ってもらえず、ずっと顔と名前を憶えてもらえないまま、「あんた誰?」という状態が続きます。長い関係の他社の番記者とは和気あいあいなのに、自分は蚊帳の外。そんな日々が数ヵ月続いて、ようやく二言三言、言葉を交わしてもらえるようになっても取材に至るまでにはまだまだ遠い道のりが待っています。

新聞各社の、政治部、経済部、社会部、運動部などには、そういう試練を乗り越えて、取材対象と懇意になったベテラン記者がたくさんいます。