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大手新聞社のしくみ「海外支局」



新聞には、国内の出来事だけでなく、世界各国で起きている事件や事故、災害などの記事が掲載されています。これらの情報を新聞社はどのように入手しているのでしょうか。

大手新聞各社の海外支局事情

大手新聞各社の海外支局事情

ホームページ上などで各新聞社が公開している海外支局(海外取材拠点)の情報によると、読売新聞が28拠点、朝日新聞が30拠点、毎日新聞が24拠点、産経新聞が13拠点、日経新聞が35拠点となっています。(2013年7月現在)

海外支局には、総局と呼ばれる現地スタッフも擁する大所帯の海外拠点を核として、1~複数名の海外支局が各国に点在しています。

新聞社によって違いはありますが、総局はアメリカ(ニューヨークやワシントンD.C.)と、ヨーロッパ(ロンドンやパリ)、さらには、アジア(北京やバンコク)などに置かれることが多く、海外支局は最寄りの総局を中心に、各国の主要都市をカバーするように配されています。主要都市といっても先進国ばかりではなく、中東やアフリカの各国など、紛争が絶えない政情や治安が不安定な、ある意味ではニュースの材料には事欠かない首都や都市、地域なども含まれます。

特派員と外信部

海外支局の特派員はそれぞれの国や地域の環境下で取材を行ない、記事を日本本社の編集局に送ります。本社の編集局の中にある外信部(外報部と呼び新聞社もあります)はその記事を受け取り、内容によって紙面への掲載が決められます。この関係を例えれば、特派員は野球の投手で、外信部(外報部)は野球の捕手といえます。捕手(外信部)は投手にサイン(指示)を出し、投手はそれを現地の状況で判断し、投球(取材して記事を送る)します。捕手はそれをしっかりキャッチし、紙面へと活かしていくわけです。

ご存知の通り、世界各国には、私たちが暮らす日本では想像もできない過酷な状況で生活している人々が多くいます。そうした苦しい環境を改善できないのか、何か助ける手立てはないのか、そんな思いを現地で実感する特派員も少なくありません。もし、そうした状況をほんの少しでも変えられる機会があるとすれば、それはそういう事実を日本の人々に正確に広く伝えることなのかもしれません。

紙面に変化を持たせるために

特派員の仕事に決まりきった定型はありません。もちろん国や地域によっても異なりますし、支局の規模や特派員の取材スタイルによっても変わります。あくまでも一例として紹介しますと、通常は、こんな1日がモデルケースになるようです。

現地のテレビやラジオ、新聞は身近な情報源です。朝目覚めると、ますそれらをチェックし、特に大きなネタがない場合は、支局に出社するか、取材先にそのまま向かいます。現地ではいろんな人との人脈を作り、たくさんの人と会い、情報源のチャンネルを増やしておきます。日中は記者会見や記者同士の懇談などをこなし、夜は地元の政財界人が集う会合やパーティーに出席します。記事にする原稿は、日本との時差を計算しながら、時間と場所を選ばずに書いてその都度本社に送ります。穏やかな日は帰宅後、ゆっくり就寝できますが、急に何か起これば、そのまま仕事に戻ります。このような24時間フル稼働にもなる日々が海外特派員の仕事の宿命です。