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大手新聞社のしくみ「印刷局」



ご承知の通り、新聞記事は紙に印刷されて新聞となります。かつては職人技が求められた印刷の現場も、近年ではデジタルへと革新され、著しい近代化が進んでいます。

新聞の寿命はたった一日

新聞の寿命はたった一日

小学校か中学校の社会科見学で、新聞社の印刷工場を訪ねた経験はないでしょうか。インクの匂いとともに、新聞紙用の巨大な紙ロールが印刷機械を通り抜け、あっという間に刷り上がっていく新聞工場の様子を見て、驚いた覚えのある人も多いはずです。

事件や事故、災害などが起きている現場は、新聞記者の仕事場です。その新聞記者が取材し、書いた原稿を記事として推敲し、紙面を作っている本社内は、編集記者の仕事場です。そして、そこから先は印刷という仕事の現場が待っています。

新聞は早朝、何があっても家庭や売り場に届いていて当たり前といわれる商品です。その商品を製造するために、印刷の現場では真夜中に一刻を争う時間との戦いを日々続けています。

新聞の命はたった数時間です。朝刊は、午前中に読まれてほぼ終わりです。夕方には夕刊が届き、その夕刊も夜のテレビニュースが始まる頃にはもう役目を終えています。そんなサイクルの新聞を印刷している現場では、大量の新聞をいち早く印刷するために、常に最新の技術革新を導入してきました。その意味では、新聞業界は大きな投資が絶えず必要な装置産業であり、その印刷のインフラがなくては成り立たない流通事業なのです。

印刷の現場はまさに製造工場

それでは、新聞が印刷されていく過程をあらためて追ってみましょう。

  1. 紙面に組まれた記事のデータは、ページごとにデータで印刷工場に送られます。そのデータはプロッターという機械でフィルムに焼き付けられます。
  2. そして、そのフィルムを現像し、製版フィルムにします。製版フィルムはアルミ版に密着され、転写されます。この作業を刷版と呼んでいます。
  3. その後、刷版は輪転機にかけられ、いよいよ印刷が始まります。瞬く間に印刷された新聞は折りたたまれ、1部ごとに裁断されます。
  4. 出来上がった新聞は、印刷工場に隣接する発送場に引き継がれます。
  5. 発送場では部数が機械でカウントされ、販売所ごとに仕分けられ、ビニールで梱包されます。
  6. 梱包された新聞は地域ごとに分けられ、トラックに積み込まれて配送されていきます。

この間、たった1時間くらい。この印刷作業は最終版が刷り終わるまで続きます。

進化し続ける新聞印刷

紙面各ページの上部を見ると、「〇版」と数字が入った文字があります。これは刻々と入ってくる新しいニュースを追加するために、印刷版を新しく変えていることを意味します。新聞社本社や印刷工場から遠い地域になると、若い数字になりますが、配送の時間ぎりぎりまで待てる地域では10数版まで刷り直して、最新の記事を届けているのです。

新聞社の印刷工場はデジタル印刷の最先端をゆく現場でもあります。印刷技術の革新は、新聞印刷技術から生まれているケースも少なくありません。

また、ここでは印刷局として紹介しましたが、大手新聞各社は印刷工場を別会社化し、その専門性を高めながら、連携する他紙の印刷を行なったり、新聞以外の印刷も受注したりといった専業会社として、独自に発展している例も増えています。