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新聞紙面の構成「四隅の死角を活かす方法」



普段、何げなく読んでいる新聞にも、じつは人間の目線を意識して工夫されているレイアウトの法則があります。

人間の視覚には死角がある

人間の視覚には死角がある

新聞紙面2ページ分を見開いたとき、あなたはどこから見て、記事を読み始めますか。全国紙をはじめとする一般的な新聞は、基本的に文字組が縦になっていますから、人間の目線は紙面の右上から上下をくり返し、左方向に順次、移っていくのが自然な流れになります。

そして人間の目は、見えにくいもの、読みやすくないものを、無意識に避ける傾向があります。ですから、新聞の場合、右から左へ、上から下への目線をラクにしてあげるレイアウトが、読んでもらいやすい紙面構成となります。文字組みが横の場合は、紙面の左上から右上へ、そして下方向へと目線は移っていきます。また、人間の視線が届く範囲は紙面の中央から放射状に円を描いた形で、四隅の角は死角になることがあります。

文字が縦組みの新聞は右上から

文字が縦組みの新聞は右上から

新聞には複数の記事が掲載されます。その中で、各記事の見出しは読者の視線を奪おうといろんな工夫がなされています。同一紙面の中で、最も大きな見出しの、最も読者に伝えたい記事があるのはだいたい紙面の右上です。人間の目線がまず向けられる位置がそこだからです。小さな文字よりも大きな文字に、淡い色よりも濃く強い色に、人間の目は反応します。文字が縦組みの場合は、右から左へ、上から下へ、読者が目で追うであろうその順序に合わせます。さらに、四隅の死角をカバーするために、記事はX字の形に巧みに配置されます。これを基本に、紙面にはさまざまな変化やアレンジが加えられ、読者の興味を惹くように作られています。

死角を有効に使うレイアウトの基本

死角を有効に使うレイアウトの基本

新聞紙面の右上と右下、反対の左上と左下。その四隅は人間の目線の死角とされています。その死角を有効活用するために、新聞だけでなく、さまざまな紙媒体が、改善し発展させてたどり着いたレイアウトの基本があります。

それに従って記事の構成要素を配置してみましょう。新聞の世界では、紙面の上辺を「天」、下辺を「地」と呼びます。その天地左右の死角となる四隅には、写真やイラスト、図版などの四角いものを置くといいのです。現場ではそのような四角いハコ形の構成要素を「囲み」や「たたみ」と呼んでいます。それらで四隅の角を固めたら、読んでほしい記事を右上から左下に組んで紙面を埋めていきます。

人の目線をキャッチせよ

人の目線をキャッチせよ

人間の目線の動きやすさを踏まえ、読みやすさへと変えていくレイアウトの基本は、新聞記事のみに限りません。さまざまなメディアの広告、販促ツールもそうですし、週刊誌や専門誌などの雑誌類、新聞の折り込みチラシやダイレクトメール、カタログやパンフレットなど、紙を使ったあらゆるメディアに共通するものです。

この基本は、例えば、個人の年賀状や案内状、ビジネスでの企画書やプレゼン資料などを作るときにも活かせます。