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新聞社情報

新聞紙面の構成
「長期連載されるキャンペーン記事」



社会に大きな影響を及ぼした事件や事故、議論を呼んでいる社会問題などを長期にわたる連載によって、新聞は人々の関心や知りたい欲求に応えています。

日々の報道とはまた別の視点で地道に事実を追究

日々の報道とはまた別の視点で地道に事実を追究

新聞には日々起きているさまざまなニュースが掲載され、多くの人々に報道されます。それは日常生活に役立つ、信頼性の高い情報を提供してきた新聞という媒体の、大きな使命であることはいうまでもありません。その一方で、社会的に関心の高い問題や事件などに関して、長期的かつ継続的な検証を行ない、背景にある事実の深い掘り下げや洗い出しをすることもまた、国民の「知りたい」という声に応える新聞の大切な役割となります。特に複雑な事情を抱えた事件や賛否両論の社会問題などを、一過性の記事で終わらせずに、さまざまな視点から取材を試み、地道な積み重ねによって連載されるキャンペーン記事は、社会の木鐸としての健全な本質的機能のひとつともいえます。

各紙は、問題となり得るテーマを模索し、あるいは独自のルートから入手した情報をもとに裏付けを取りながら、それぞれチームを編成し、長期連載のキャンペーン記事として報道を続け、読者の高い支持につなげているケースも数多くあります。日常の記事もさることながら、そうした長期連載企画にこそ、新聞各社の特色やジャーナリズムとしてのスタンスが垣間見られるのかもしれません。

新聞協会賞受賞に見る優れた長期連載企画

新聞読者にインパクトを与えるとともに、社会への問題提起として反響も大きかった長期連載企画に対し、一般社団法人の日本新聞協会は、その優れた功績を讃えて新聞協会賞を授与しています。ちなみに、2012年度に受賞した長期連載企画には下記の各紙の活動があります。連載を読んで感銘を受けた人も多いのではないでしょうか。

中国新聞社の「命のゆりかご~瀬戸内の多様な生態系」

約2年の歳月をかけ、計41回に及ぶ朝刊特集面での連載は、潜水や航空からの取材も含め、瀬戸内海の多様な生態系を視覚化した一連のさまざまな写真により、温暖化や公害の影響によって様変わりした地元、瀬戸内海の現状を明らかにしました。

朝日新聞社の長期連載企画「プロメテウスの罠」

東京電力福島第一原子力発電所の過酷事故に多角的に切り込み、事故にまつわるさまざまな出来事や経緯を徹底した現場主義で追跡し、骨太な調査報道によって検証を積み上げている連載企画です。事故が起きた2011年の10月3日から掲載を始め、現在もほぼ連日、紙面展開を続けています。

長崎新聞社の連載企画「居場所を探して-累犯障害者たち」

長崎では、事件を犯した障害者を、刑務所ではなく福祉の場で更生に導く取り組みが全国に先駆けて行なわれています。しかし福祉の力が及ばず罪を重ねる「累犯障害者」も少なくありません。その累犯障害者と家族、司法関係者、更生保護に携わる専門家や地域の声を地道な取材によって集め、累犯障害者の実態と、彼らを取り巻く厳しい現実を丁寧になぞり、福祉や社会のあり方を問う企画を計62回に渡って連載しました。

こうしたジャーナリストの意地ともいえる長期連載企画は、国民に知らされていない事実を明らかにし、国民の知りたいという声に応え、新聞という媒体の信頼性をより高める一助となっています。