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新聞紙面の構成「段組みと記事の流れ方」



ここでは新聞の段組みと記事の流れ方について説明します。

1ページ15段組の体裁と、基本字詰

1ページ15段組の体裁と、基本字詰

新聞のレイアウトは、あらかじめ、ある程度のフォーマットが決まっています。1951年に、1ページ15段というスタイルが始まりました。これを段組と言います。当時は、1段の1行あたりの文字数は15文字で、現在よりも小さな字で組まれていました。しかし、近年では、新聞を購読する高齢者対策で、文字を大きくする必然性が生じてきました。それに対して、新聞は1ページ15段という段組は変えず、1行あたりの文字数を減らして対応してきました。

新聞社によって異なりますが、現在の1行あたりの文字数は10~13文字で、最も多いのは11文字です。これを基本字詰と呼びます。

なお、最近では1ページ15段という従来の体裁からの脱却を試み、12段にして文字を大きくしている新聞社も少数ながら登場しています。

可読性と共通フォーマットとの関係

可読性(読みやすさ)については近年さまざまな研究が進み、新たなことがわかっています。可読性の高さは、レイアウトの段階で次の3条件をクリアしているかどうかで決まります。

1.正確に速く読めること

2.内容を理解しやすいこと

3.疲労を感じないこと

例えば、タテ組の文章であれば、1行あたりの文字数は20~25字が最も早くスラスラと読める、という実験結果が出ています。この結果と照らし合わせると、新聞の1行あたり11文字というのは「読むのにかなり疲労を感じる」ということになります。上下の激しい眼球運動は、左右のそれよりも、生理的にかなりの疲労を感じていると考えられています。これがわかっていながら長年変わらないのは、他紙との共通広告との兼ね合いで、1ページあたり15段という共通フォーマットが崩せないことが大きく関係しています。

紙面に変化を持たせるために

紙面を単調にしないため、段組みに変化をもたらす方法もいろいろあります。

「通し組み」という段組みは、記事を2段や3段分、一気に通してしまう組み方です。

2段分通す組み方を「二段ヌキ」、3段分通す組み方を「三段ヌキ」といいます。つまり、二段ヌキの場合は、基本字詰が11文字ならば、1行あたり22文字で組むことになります。

「段違い組み」というのは、1行の字詰を基本字詰より増やして組む方法です。例えば、4段分を三等分することを「四段三ツ割」、3段を二等分することを「三段二ツ割」と言います。

これらの基本字詰ではない組み方は、記事の前文や論文、方針、小説などでよく用いられています。また、四隅を罫線で囲むことを「カコミ」と言います。この場合、天地(紙面の上と下)に「飾り罫」と呼ばれる罫線が入るので、入る文字数は1行あたり1字程度少なくなっています。