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発行時期による新聞の分類「不定期発行」



ここでは、逐次刊行物でありながら、発行頻度が決められていない、不定期発行の新聞について説明します。

黎明期の新聞は不定期発行

黎明期の新聞は不定期発行

新聞とは、順を追って発行される"逐次刊行物"のひとつであり、その中でも日刊や週刊という発行頻度が定められている、定期刊行物です。

しかし、元々、古代ローマ帝国で発行されていた政府からの広報紙や、唐期の開元雑報など、その黎明期においては、新聞というものは不定期発行であることが当然でした。読者に届ける社会的インフラも整っておらず、活版印刷の技術もなかったからです。

その後、ヨーロッパでは16世紀から17世紀にかけて、活版印刷の技術が進歩したため、定期刊行である新聞の原型のようなものが誕生しました。しかし、日本において同時期に発行されていた瓦版は、大阪夏の陣など社会を揺るがす大きな出来事のときに発行される、不定期発行のメディアであり、日本において新聞が定期刊行物として定着したのは、明治初期以降のことです。

現代における不定期発行の新聞

現代における不定期発行の新聞

現在でも、少数ながら不定期に発行される新聞はあります。版元は小規模であり自費出版のようなスタイルで、事業として利益を追求するというよりは、新聞を発行するという表現方法を用いて社会に何かを問うこと、広めることを追求しているかに見えます。

埼玉県熊谷市を本拠地にして発行されている『さきたま新聞』は、発行部数300部、価格100円の新聞で、地元の旧来から現在に至る文芸・文化について伝えています。主に地元の図書館や書店などに置かれています。2005年12月に創刊し、2013年7月末日現在までで32号を発行していますが、その発行サイクルは、1ヵ月あくこともあれば、3ヵ月あくこともあります。

また、「新聞」という紙メディアとは異なりますが、インターネットのホームページで『○○新聞』と標榜しているものには、「不定期刊」とついているものが無数にあります。これらも、多くは発行元が企業体ではなく、小規模の団体か個人です。

ちなみに、コピーライター糸井重里氏の事務所による『ほぼ日刊イトイ新聞』は、「ほぼ日」という愛称で多くの人に親しまれていますが、"ほぼ日刊"という不定期を匂わせるタイトルではありながら、創刊以来、毎日更新がなされています。(※ホームページより)

「号外」は不定期発行の新聞

「号外」は不定期発行の新聞

現在、日本新聞協会や日本専門紙協会などに加盟し、継続的に会社から発行されている新聞で、不定期刊を標榜している新聞はなかなか見当たりません。例外は、一般紙の新聞社が出す「号外」です。これは、突発的重大ニュースが起きた際に街頭で無料配布されるため、その性質から不定期発行となっています。